G1 vs α350 |
G1のコントラスト検出式AFもなかなか早いのですが、位相差方式を採用するα350と比較して、どうなのか、知りたくはありませんか。
ノーギャラなので、かるーくテストしてみました(^^;
機材は、DMC G1と14-45mm & 45-200mm
α350には、Tamronの17-50mmF2.8と、Sigmaの50-150mmF2.8Ⅱです。
レンズはあえてスペックの違うものを選んでいます。こういうレンズがつけられるという部分も、αのメリットですので。
撮影した中から、没やピンぼけの画像を選び出して比較してみました。
α350 Tamron 17-50mmF2.8
DMC G1 14-45mmF3.5-5.6
まず相手が止まっている場面ですが、結果的にG1のほうが、ピンぼけが少ないこととなりました。しっかり撮れていると言うことです。これは、フォーサーズの被写界深度の深さと、つけているレンズが暗いので、その分でも被写界深度が稼げており、歩留まりが良くなっていると思われます。もちろん、暗い場所での撮影となれば、レンズの明るいαの方が有利になってくるでしょう。αの方は、ピンぼけと言うよりも、正確にピントの位置を決定し切れていないのかなと言う感じがします。F2.8のレンズを開放で使うには、少し慎重な対応が求められる感じです。
α350 Sigma 50-150mmF2.8Ⅱ
DMC G1 45-200mmF4.5-5.6
ただし、これが動いている被写体となると、まるで話は違ってきます。被写体は近寄ってくる猫。歩いて、多少小走りの場合も含めて、けして疾走してくるわけではない状況です。それをC-AFに設定して連写してみたのですが・・・
もう、G1のほうはほぼ全滅です。まるで追随できません。5枚写したら1枚ピンが来るか来ないか、外れの時はまるで外れて極度のピンぼけです。それに対してα350は、5枚写せば3~4枚は何とかこなします。外す場合も多少のピンぼけ程度で、厳密なチェックにはもれても、縮小してブログに使うなら耐えられるレベルのピンぼけが多いようです。G1のC-AFは横に動いている物なら平気のようですが、近寄ってくる猫には無力です。犬だとさらに早いので、まるでだめでしょう。むしろ深い被写界深度を利用して、置きピンで撮影する方が良さそうに思えます。
αもG1もどちらも、ライブビューでは撮影後の液晶のタイムラグがあって、連写していても正確にフレームを捉えることが難しいハンデがあります。ただしαの方は、光学ファインダーもありますので、場合によってはライブビューを切る選択枝もあります。
止まっている物には十分なG1のAFですが、C-AFのほうは、まだまだおまけ程度と考えましょう。α350もけして優秀とは言えませんが、やはり位相差は早いです。α900では、さらにAFが進化しており、一段と正確で早くなっています。α350の後継機が出てくれることを期待しましょう。
もちろんG1の後継や派生機にも大いに期待はしますけれど、C-AFはまだ無理でしょう。それよりは、明るいレンズの充実を期待したいですね>フォーサーズ&マイクロフォーサーズ。F5.6の暗いレンズで「軽い」といわれても、F5.6ならフイルムの時から軽いレンズはありました。それよりさらに軽くはなっているわけですが、軽い物がより軽くなっても、余りありがたみはありません。重たい物が軽くなれば、それは大きなメリットです。
「35mm判では重たくてしょうがないよ」と言うような明るいレンズを、軽くして出してこそフォーサーズ&マイクロフォーサーズのメリットがアピールできるだろうと思います。