Coolpix P520 |
Coolpixの超望遠路線。P500からP510と望遠をのばして1000mm相当に達していたが、今回は望遠は据え置き。キヤノンが1200mm相当のSX50HSを出しているので、望遠の長さでは負けてしまった。
たしかに1000mmを超えると、被写体をとらえることも難しくなる。なので単焦点よりズームの方が使いやすいし、キヤノンはさらにいろいろと工夫して、超望遠を使いやすくしている。SX50HSが1200万画素なので、1800万画素のP520をトリミングすれば同じだと言いたいのかもしれないが、、、まあ、、、ね。
液晶がフリーアングルになったのはよい。画素数が増えたのはどうでも良い。ホットシューが無くて外部ストロボが使えないのは残念。キヤノンは汎用シューを備えているだけに、見劣りがする。
まあ毎回言うことですが、24-1000mmならば、35-1400mmにしてくれた方が良かった。望遠には望遠のニーズがあるわけで、まんべんのないカメラよりも、長所を伸ばして欲しいなと思うわけです。
望遠カメラに求めるもの、それで言うならば、最高感度、レンズの明るさ、連写速度、連写枚数です。最高感度は撮像素子で決まってしまいますし、上限をあげても所詮は1/2.3型。それなりです。レンズの明るさは、値段と大きさとトレードオフ。連写速度も撮像素子で決まるところが大きいでしょう。
連写速度は秒7コマで7枚まで。キヤノンが秒10コマで10コマまでなので、同じ1秒間とはいえ負けてます。先取り撮影、高速連写120fps(約1/125秒以上で60コマ連続撮影)、高速連写60fps(約1/60秒以上で60コマ連続撮影)といった機能もあるのですが(ハイスピードエクシリムを超えてますね)、0.5秒間ではねぇ。厳しい。
此処はがんばれるところだと思うのですよ。此処はがんばって、秒7コマではありますが、20コマとか30コマ撮れますよとなれば、それは使いやすさで一日の長を得ることが出来ますが、7コマまでではねえ。120fpsも良いですが、0.5秒しか撮影できないのでは厳しい。こういうところをがんばって欲しいですね。
また、望遠側の最短撮影距離が、SX50HSは1.3mなのに対して、P520は2mなのも見劣りがします。昆虫の撮影などでは、結構重要で使い道があるように思いますので、この性能もがんばって欲しいですね。
タフネスカメラの耐水深度は、15m、20mと増やしていっても、どうなのかなと思ってしまいますが、超望遠カメラは、のばしてゆけばのばしただけ、ニーズはありそうに思えます。この分野の競争は、私は期待したいですね。連写速度と、連写枚数と共に。