AF-S NIKKOR 80-400mm F4.5-5.6 G ED VR |
リニューアルすると噂されてから、ずいぶんと時間がかかっての発表です。
もっと早くリニューアルすべきレンズだったかなと思ってます。こういうレンズこそAF-S化する必然性があったし、標準ズームばかり作ってないでさっさとやれよ、と思っておりましたよ。
ただ残念なのは、相変わらずの80-400mmであったこと。120-450mmじゃないのか、と言った噂もありました。それは単なる噂、想像だったのでしょうけれど、逆に言えばユーザーの中にそう言う期待があるから噂になった、願っていた、のではないかなと思うわけです。コンパクトのところでも書きましたが、この手のレンズを買うユーザーの中で、広角側を広く、あるいは80mmは維持して欲しいというニーズと、望遠をのばして欲しい、少しでも長く、と言うニーズ。どちらが多いのかと比べたら、広角側を多少犠牲にしても望遠をのばして欲しい、と言うニーズの方が多いだろうと思うからです。少なくも私はそうです。広角側が必用であれば、たとえばD5200に18-200mmをつけて補う、と言った対策も可能でしょう。しかし400mmでは足りないので500mmF4や600mmF4を買う、という方法は、そう簡単ではありません。むしろ出来る人は例外でしょう。
これより長くて比較的安価なレンズというと、タムロンの200-500mmあたりですが、このレンズもAF-S化して欲しいレンズですね。
広角レンズは、ある程度限界でしょう。シグマに4.5mmの円形魚眼がありますが、じゃあ3mmがでて、2mmがでて、1mmがでて、というのは難しいでしょう。しかし望遠の方はのばせるわけで、400mm,500mm,800mm,1000mmと、のばしてゆくことも出来るはず。AFセンサーもやっとF8対応と言いますが、実際にはもっといけると思いますし、いやF8であっても、500mmF8とか600mmF8でも、今の増感性能があれば実用的だといえるわけです。
標準ズームを作ることも結構ですが、もちろん必用だと思いますが、望遠レンズの世界を広げることは、デジカメの需要そのものの拡大にも役立つのではないかなと思いますね。
ま、今後に期待です。