FinePix XP200 |
中身は良くあるコンパクトで、外側をタフネスにしたわけだ。
15m防水、2m落下耐衝撃、-10度耐寒、防塵。こういったタフネス性能を備えながら、Wi-Fi機能など最新のコンパクトの性能を持っている。撮像素子は1/2.3型有効1,640万画素CMOSセンサー。レンズは35mm判換算28-140mm相当の5倍ズーム。 液晶モニターは約92万ドットの3型。まあ言ってしまえばどうと言うことはないのだけれど、約10コマ/秒(9枚まで)の連写性能がある。
内蔵ストロボは連写に対応できないだろうし、外部のストロボを利用する場合も、連写の対応は無理だろう。水深が深くなると暗くなるので、コンパクトの性能ではきつくなる。と言うことで限界はあるのだけれど、水中の連写というのは今まであまり見かけない。一眼レフにしても何にしても、本格的な人ほどストロボ一発という撮り方が多いし、まあ暗いから仕方ないところもあるはず。ところがカメラ性能が進化してくると、水中連写での新しい作画、といったことも出てくるかもしれない。
もちろんレンズ交換式に水中ハウジングなら、増感性も良いし連写も出来るし、その方がよりベターだろうと思うのだが、本格的な人ほどやらない撮り方かなと思うわけだ。
超望遠の世界などもそうなのだけれど、カメラの進化が、アマチュアカメラマンならではの画期的な絵作りを生み出してくれる可能性が見える。
この機種については、そこまで深い考えで作られたわけではないと思うが、新しい絵を生み出してくれるようなカメラの発展は、楽しみだなと思う。
画素数が増えても撮れる絵は同じ。違う絵が撮れる発展があると、うれしいですね。