PowerShot G1X MarkⅡ |
ほぼマイクロフォーサーズサイズの撮像素子を持つコンパクトの二代目。
初代は、解像力はすごかった。が、ラチチュードは狭く、なによりよれないカメラだった。何かとよりたい私にはきわめて使いにくくて、相当にストレスであったことは間違いない。
それが二代目になった。最短撮影距離は初代の広角側20cmから5cmに、望遠側は85cmがは40cmと大きく改善している。マクロに強いというレベルではないが、ストレスなく撮影できるレベルにはなった。28-112mm相当F2.8-5.8だったレンズも、24-120mm相当F2-3.9と両側に広がり、かつ明るくもなっている。液晶はフリーアングルではなくなったが、チルトはするしEVFもつく。
私の場合いつものことだが、画素数と解像力は重視しない。いらないわけではないが、十分なレベルを超えて、さらにその上でより以上をアピールされても、もう加点要素はない。その反面最短撮影距離やレンズの明るさ、液晶やEVFについては気になる。撮影する上でよほど大きなポイントだと思うからだ。
そういうわけで、今回はよさげに思える。大型撮像素子のコンパクトとしては、やっとRX100MarkⅡの対抗馬が出てきたかなと思う。単焦点のGRやCoolpixAは別路線だとみているのでね。
ただし値段が9万円とかなり高い。これがこなれてきて、6万円くらいになれば、結構いけてると思うのだが、どうだろう。