Lytro Illum |
撮影後にピント位置を変えられるLytroの新モデル。
https://support.lytro.com/hc/en-us/articles/201865980-LYTRO-ILLUM-Images
初代のモデルは、試作品的な印象が強かったのですが、今回は30-250mm相当で全域F2とかなりなレンズを積んできている。40メガレイのCMOSセンサーということなので、よくわかりませんが、かなり小さいセンサーサイズではあるのでしょうね。それを多重記録のようにしているのか・・・
静止画は最大400万画素ということです。書き出し画素数的にはまあまあでしょうか。サンプルなどを見てみると、確かにピント位置は変更できますが、十分なレベルの画像になるのはある程度の範囲までで、その先は甘い画像になってしまいます。レンズを欲張りすぎていて、カバーしきれないのかなと思われます。
それでも、一応の範囲でピント合わせをしておけば、後で微調整してピンぼけは防げる、という使い方なら良いでしょう。報道目的などでは良いかもしれません。
初代が数万円で販売されていたのに対して、今回は15万円近くします。なかなかの価格になってしまいましたが、これだけの先進モデルであることを考えれば、安いと理解することもできるかもしれませんね。
液晶もチルトしますしなかなかのモデルですが、重量が940gもあるので、重さもなかなかです。
自動車レースのWEC、世界耐久選手権というシリーズがあります。ル・マン24時間レースなどを含む6時間以上の長距離レースシリーズですが、その中のトップカテゴリーに、今年からポルシェが参戦してきました。かつてポルシェは、このシリーズで圧倒的な強さを誇っていましたが、十数年前に撤退。その後はアウディの時代がやってきました。一昨年からはトヨタが参戦しており、今年はトヨタとアウディの熾烈な争いかとみられています。しかし、昔を知る識者の方々は、数年後にはポルシェの時代が戻るのではないか、ポルシェは強いというイメージを持っておられるようです。
が、しかし、昔と今では大きく違います。
ハイブリッドになってきているからです。つまりは、ハイブリッド技術の善し悪しが、レースを決めてしまう大きな要素となりつつあります。
メカニカルな、エンジンとシャーシでは圧倒的なポルシェ。しかしそこにハイブリッド技術が入ってくると、違ってくるかもしれません。ポルシェが再び黄金期を迎えるためには、ハイブリッド技術でもトップに立つことが必要であり、昔の名前では勝てない時代になってきていると思っています。
カメラも同じかなと、そんなことを感じる、Lytro Illumなのでした。