中判デジタルが気軽に買える日は |
気軽にというのは人それぞですから、100万円でも気軽に買っている方も多いことだとは思いますが、一応10万円程度と考えてみました。
HASSELBLAD社は7月21日、が中判デジタルバック「CFV-50c」を発表。価格は11,100ユーロということですから、円換算では150万円くらいでしょうか。気軽に買っている方もおられるとは思いますが、なかなか手が出せませんという方も大勢いらっしゃることでしょう。センサーサイズは43.8×32.9mm。前にも書きましたが、このサイズの撮像素子のレンズ交換式に多額の投資をするのは、賢明かどうかは微妙だと思ってます。
Over35mmの撮像素子はレンズ一体型が良いと前から思っています。撮像素子が大型化するならばです。レンズ一体型なら既存マウントに縛られることなく撮像素子が作れますから、これからは一体型の時代だと思っているのですが、いずれにしてもOver35mmの撮像素子カメラが10万円程度に落ちてくるのは、いつ頃になるだろうかという話。
ニコンを例にして、
1996年、Nikon E2Sが140万円。縮小光学系をのせて、撮像素子は2/3型。画素数は130万画素。
1999年、Nikon D1発売。65万円。266万画素。APS C撮像素子。
2007年、Nikon D3 発売。35mmサイズの撮像素子で、1200万画素、58万円
2013年、Nikon D610発売。現在の価格は15万円弱
そして2013年発売のソニー、α7は12万円弱。
1996年から数えると17年かかっていますが、たった17年とも言えます。NikonD3から数えれば、6年で35mmサイズのセンサーが10万円台に降りてきている分けてす。
10万円台と言っても、D610もα7もボディのみの価格です。Over35mmの撮像素子用レンズで、なおかつ高解像度を求めるレンズとなれば、ボディより高くなってしまうかもしれません。そうなると10万円台は相当無理が出てきます。
しかし、古いPentax67レンズや、Mamiyaのレンズなどを流用できるような(解像力は期待できませんよ)ボディだけの製品であれば、可能かもしれません。
最短で5年。最長で15年、間をとって7,8年から10年くらいで、10万円台半ばまでのOver35mmの撮像素子ボディが登場する、と予測しますが、どうでしょうか。
10年、過ぎてしまえば、あっという間。ここはやっぱり、待ちかな?