120サイズのベルビア100Fの販売終了
まあ、はじめからわかっていたこと。フイルムは継続します。守りますと、言いつつ縮小して、どんどんゼロに近づいてゆく。
数年前も、どこかのメーカーがカメラで同じようなことを言い、「やめないよね、やめないと言ってるよね」と一部ユーザーが言い続け、でまあ、そのうちに軟着陸成功でした。
フイルムも、終わりなのはわかっていることなのですよ。というより、もう終わってます。後はいかに、トラブル無く軟着陸させるのか。まあ、フラップをもう一段下ろした、というところです。
結局のところ、フイルムを続けるには買うしか無い。ただ、フイルムを残せという人たちのほとんどは、普段はデジタルを使い、「フイルムは大切に使う」。それじゃだめなのだと、何度も言いましたが、まあ仕方ないですね。
今後もゼロにはならないでしょう。ロモのような会社がわずかに作って販売を続けることはありそうですが、問題は現像所でしょうね。フイルムは一気に作って,限定販売でも継続できますが、現像のほうは、いつ持ち込まれるかわからない現像依頼に備えて、設備も人も薬品も維持してゆかねばならず、廃液の処理コストは相対的に増大してゆくでしょう。
モノクロは、フイルムさえ有れば現像は何とかなるでしょう。でも今度は紙が無くなりそうです。紙も大量生産する商品ですから、ごくわずかのプリント需要のために生産する方も在庫する方も大きな負担になりそうですから、これもいつまで続くか。
印画紙は世界のどこかで生産して、全世界に宅配するような販売も可能だと思いますが、ただ種類は無くなって単純なRCペーパーのみになりそうです。そうなるとモノクロの魅力も大きく落ち込んでしまいますから、ますます需要低下に拍車がかかりそう。
どうにもならないですね。