LUMIX TZ70
24-720mm相当F3.3-6.4の30倍ズームを搭載するカメラなのですが、大注目は撮像素子。
1/2.3型なのですけれど、なんと画素数を減らして1,210万画素にしています。
こういうののが、待ち望まれていたと思うわけです。
なぜ画素数を減らしたのか、画質を優先するためでしょう。
すなわち、画素数増加が画質を食いつぶしていたという、従来からの私の主張の裏付けでもあります。
まあ、メーカーなど、画素数を増やしても画質は変わらないなどとさんざん言っていたわけではありますが、論より証拠。なぜに画素数を減らしたのか。
画素数増加が画質に悪影響をもたらしていたからに他ならないでしょう。
もちろん画素数も、ある程度はいります。ただそのある程度というのは、1600万画素とか、2000万画素では無い、ということですね。WEBが中心となりつつある現在では、500万画素くらいでも十分でしょう。500万画素有ればA4の印刷くらい十分いけます。
画素数を増やしたがるメーカーが、無理矢理[350dpiで印刷するためには]などと言っていますが、実際そこまでの印刷解像度は必要ありません。細かい文字を解像するには必要でも、写真を絵として鑑賞するには、不必要です。
このような画素数を減らした撮像素子、今回はこの機種だけで他の機種では1600万画素に据え置いていますが、これが評価されて、流れが継続してほしいものです。