iPhone 7 Plus
http://www.apple.com/jp/iphone-7/
注目したのは、二つのカメラを乗せていると言うこと。
換算28mmF1.8と、56mmF2.8の二つのカメラが並んでいます。このスペックなら、テレコンでは無いかと思いたくなりますが、テレコンを選択せずにカメラを増やすという選択肢をチョイスしたわけです。
最近では光学ズームを乗せたりするスマホもあるようですが、スマホの場合は薄さ、軽さと言うことが強く求められますから、光学レンズでの発展には限界が来ます。縦にレンズを配置してミラーで前に持ってくるようなことも行われるでしょうね。
ただ、コンデジでそれをやり、画質が良かったという思いは全くないので、時代が進みましたが、スマホでやってもどうかなとは思います。
実は、最も気になるのは、「望遠を求めた」点です。
携帯電話にカメラがついて、カメラメーカーが持っていた神話が崩れました。
単焦点レンズは売れない。
これが単なる神話で有り、幻想であったことがはっきりしたわけです。
世界中の何億、何十億人が、単焦点レンズで写真を撮りまくりました。それは駄作の山であったかもしれませんが、単焦点レンズでも写真を撮りたい人は大勢いるし、単焦点だから携帯で撮らないと言うことは無い、のです。
ところがその携帯・スマートフォンにおいても、望遠を求める動きが出てきた、あるいは、他社との差別化をカメラに求めて、望遠を選択肢始めたと言うべきでしょうか。
望遠と言っても56mm相当ですから、28mmと比べれば望遠という程度では有りますが、それでもテレコンや縦置きレンズを使わずにカメラを二つにしたのは、画質に対するAppleのこだわりかもしれませんね。
iPhone8では、3つめのカメラ、100mmF4あたりがのるでしょうか。薄くしたいから100mmF5.6くらいかもしれませんね。
Petri CC auto 55mm F1.8