LUMIX FZH1
FZ300では、1/2.3型 総画素1280万画素MOSセンサーだったものを、FZにHをつけて1にして、1型センサーで2010万画素にしたというわけです。
http://panasonic.jp/dc/compact/fzh1/
従来はf=4.5-108mm(35mm 判換算:25-600mm)/ 全域F2.8
今回はf=8.8mm-176mm(35mm判換算:24-480mm)。F2.8-4.5
さてさてさて。一般用カメラとして考えると、これは改善です。センサーが大きくなったことはプラスでしょう。感度は25,600になりました。FZ300は6400でした。実際どこまで使える感度かと言うことはあるにしても、おそらく1~2弾の工場はしていると思われます。
ただし、これが一般用カメラとして適切かというと、重さ的には疑問が残ります。FZ300の691gでも結構重たかったのですが、FZH1は966gもあります。約1kgです。なかなかですよ。スペックはすばらしくても、1kgのカメラは誰にでも勧められる常用カメラとは、言いにくいかも。
では、これをスポーツ用と考えたらどうでしょうか。感度が上がったことはプラス。でも望遠端は少し短くなり、レンズは1段ちょい暗くなりました。AFは向上しているのでしょうけれど、従来108mmだったものが176mmと、実焦点距離が伸びている分だけ合いにくくなっているところもあるはずです。
つまりは、プラス面もあるけれど、マイナス面もあるから、必ずプラスであるとは、言えないかもと思うわけです。
まあこれは、撮像素子を大きくする以上やむを得ないところもあるわけで、痛し痒しではあるんですけれどね。
1/1.7型のLX7から4/3のLX100,あるいは1型のLX9へ、まあこれは多少重たくなったとしても、3倍程度のズームですし、撮像素子の大型化によるプラス要素が上回ると思いますが、超望遠でスポーツ用に使うときには、必ずしもプラス要素ばかりでは無いわけです。
これが300gくらいのカメラなら良いのですが、1kgともなると、なかなか難しいところですね。
Hexanon AR 28mm F3.5