NEEWER 85mm F1.8 比較偏
上段 NEEWER 85mm F1.8 下段 Nikkor-H auto 85mmF1.8
私が持っている唯一の(持っていることを失念してうっかりNeewerを購入してしまいましたが)85mmF1.8レンズ、Nikkor-H auto 85mmF1.8と比較してみました。
H autoは1964年発売の、85mmF1.8の中でも古いレンズです。ニコンの85mmの中では一番古いと思います。最短撮影距離も1mと長め。NewNikkorからは0.85mになるので、前時代の最短撮影距離です。それでも、NEEWERの1.2mよりはだいぶ寄れる感覚があります。というか、NEEWERが寄れないわけです。
上段 NEEWER 85mm F1.8 下段 Nikkor-H auto 85mmF1.8
使ってみての差違はなんと言っても最短撮影距離の差。1mと85mmとしては寄れないH autoでも、ずいぶん寄れると感じてしまいます。
NEEWER 85mm F1.8
しかし、気がついたのはNEEWER 85mm F1.8 は口径色が無い、周辺のボケが楕円にならず、円のままです。そしてなんとこのレンズは、今人気の玉ボケレンズの素養があると言うことです。
Meyer Optik Gorlitz Trioplan 100mmF2.8 オリジナル
有名な玉ボケレンズのTrioplanです。玉ボケが出るようにと雨上がりの日差しを選んで撮影しているので強く出ていますが、条件さえそろえてやればNEEWER 85mm F1.8も結構いけてるかも。
結論として
Amazonでは11,550円で購入しています。ニコンやFDの85mmF1.8は、まともなものはオークションでも2万円から取引されています。約半額で買えることを考えるととてもお得です。ただし、今まで述べてきたように、問題点も多々あります。これらのことをすべて事前に知っているとしたら、11,550円でも買うかどうかは微妙なところです。
私のようなオールドレンズ、珍レンズ好きであれば、1本くらい持っていても良いかなとは思いますが、他人に勧めるようなレンズでは無く、あくまでもよく考えて自己責任で購入してもらうものですね。
ただ、予想外でしたが玉ボケレンズとしての魅力はあります。Meyer Optik Gorlitz Trioplan 100mmF2.8が、オリジナルの古いレンズでも8万から10万。新しくリメイクされたレンズなら20万からすることを考えると、1万円強で手に入るNEEWERは掘り出し物かもしれません。
これらのことを踏まえて、お好きな方は、自己責任でおもとめください。
以上にて、一巻の終わり
ps
もしかしたら、そのうち玉ボケ偏が出るかも。