2012年 09月 11日
Sigma DP1 merrill /DP2 merrill |
Sigma DP1 merrill /DP2 merrill
ユニークな撮像素子を搭載しているのがシグマのカメラです。Foveon X3ダイレクトイメージセンサーがどんなものであるのかはいろいろなところで解説されていると思いますので、知りたい方は探してみてください。DP1は35mm判で28mmに相当する画角を持ち、DP2は45mmに相当する画角を持ちます。DP2は標準と言うべきでしょうか、ちょっと狭め(望遠)の画角ですが、望遠というわけではない。それに対してDP1は広角レンズがついている違いです。
特徴としては、忠実な色再現が行える、というものです。
で、実はここに一番の問題というか、本質があると思います。
「忠実な色再現が必要ですか」あるいは、求めていますか?
当たり前だろうと思いますか? 私は多くの人が錯覚していると思っています。
たとえばフイルムの時代、ベルビアを使っていた人は忠実な色再現は求めていません。コダクロームの色合いが好きだ、エクタクロームが良い、XXのフイルムの発色が好きだと言うことは、忠実な色再現を求めていなかったと言うことです。忠実な色再現が必要であれば、どのフイルムの発色が好きなどという議論は成り立たないわけです。
言えば、モノクロ写真は忠実な色再現とは全く無縁の代物ですし。
忠実な色再現が必要ないのか、と言うとそうではなく、ビジネスの撮影では欠かせない場合も多いのです。たとえばカタログ撮影。この色の毛糸がほしい、と注文したら、全然色が違うじゃないか。困りますよね。特にシビアなのは化粧品です。xxの口紅が良いな、と思ったら、「えー、こんなに赤いの、こまるー」なんて言うことは、まあたまにはあるでしょうけれど、基本的にはそんなことが起きない、起きにくいように、忠実な色再現が必要なのです。
でもそれ以外の、一般の風景写真やスナップ写真では、忠実な色再現よりも記憶色であり、期待色が好まれることも多いもの。こんなにきれいだったよという世界、ものすごくきれいな写真であってほしいという願いを持つ場合の方が、圧倒的に多いのではないでしょうか。夕日がより赤くなるようにWBを変えたり、シーンモードの夕日で撮影したりしていませんか? 紅葉はより派手に、青空はより青く。今日は少しかすんでいるから、青空も忠実にくすんでいる方がよい、という人は少ないのではないかと思います。
フジカラーのプリントを愛用していた人は間違いなくそうです。すごく彩度を上げて、赤や緑を派手にしてプリントしていましたからね。他社のプリントもその傾向はありましたが、特に富士は派手でした。
だから、きれいだったのです。
Foveon X3ダイレクトイメージセンサーによって忠実な色再現が行われることが、必要なのか、欲しているのか。そこなんですよね、問題は。
商業撮影にはこの手のコンパクトは不向きです。レンズ交換のできる一眼レフタイプが出ていますから、そちらを選ぶべきです。この手のコンパクトタイプはスナップ向きですから、スナップに忠実な色再現が必要なのか、求めているのか。女性の顔がポット赤みを帯びて明るく健康的に見える用に再現された方がよいのか、それとも忠実に、、、
レタッチすればよい、といえば、他の機種だって同じです。カラーマッチングって言うのはそういうことですからね、レタッチで色を直すことが前提ならば、わざわざこれを選ぶ理由はない。撮ったままで忠実な色再現がされている。それを望んでいるのか、期待しているのか、必要なのか。そこですね。
ちなみに、これの前の機種を使った感想では、カメラとしての根本性能が数世代遅れている感じ。最短撮影距離が20cmですが、これも最新のデジカメになれた人には、ちょっとかったるいかな。こういうのって、簡単には直らないものだと思っています。
カメラとしてのハードウェアはそれほど良いと思えません。性能や操作性に不満かがあっても帳消しにできるほどの忠実な色再現。あなたは本当にそれを望んでいますか? それがもうすべてですね。
ユニークな撮像素子を搭載しているのがシグマのカメラです。Foveon X3ダイレクトイメージセンサーがどんなものであるのかはいろいろなところで解説されていると思いますので、知りたい方は探してみてください。DP1は35mm判で28mmに相当する画角を持ち、DP2は45mmに相当する画角を持ちます。DP2は標準と言うべきでしょうか、ちょっと狭め(望遠)の画角ですが、望遠というわけではない。それに対してDP1は広角レンズがついている違いです。
特徴としては、忠実な色再現が行える、というものです。
で、実はここに一番の問題というか、本質があると思います。
「忠実な色再現が必要ですか」あるいは、求めていますか?
当たり前だろうと思いますか? 私は多くの人が錯覚していると思っています。
たとえばフイルムの時代、ベルビアを使っていた人は忠実な色再現は求めていません。コダクロームの色合いが好きだ、エクタクロームが良い、XXのフイルムの発色が好きだと言うことは、忠実な色再現を求めていなかったと言うことです。忠実な色再現が必要であれば、どのフイルムの発色が好きなどという議論は成り立たないわけです。
言えば、モノクロ写真は忠実な色再現とは全く無縁の代物ですし。
忠実な色再現が必要ないのか、と言うとそうではなく、ビジネスの撮影では欠かせない場合も多いのです。たとえばカタログ撮影。この色の毛糸がほしい、と注文したら、全然色が違うじゃないか。困りますよね。特にシビアなのは化粧品です。xxの口紅が良いな、と思ったら、「えー、こんなに赤いの、こまるー」なんて言うことは、まあたまにはあるでしょうけれど、基本的にはそんなことが起きない、起きにくいように、忠実な色再現が必要なのです。
でもそれ以外の、一般の風景写真やスナップ写真では、忠実な色再現よりも記憶色であり、期待色が好まれることも多いもの。こんなにきれいだったよという世界、ものすごくきれいな写真であってほしいという願いを持つ場合の方が、圧倒的に多いのではないでしょうか。夕日がより赤くなるようにWBを変えたり、シーンモードの夕日で撮影したりしていませんか? 紅葉はより派手に、青空はより青く。今日は少しかすんでいるから、青空も忠実にくすんでいる方がよい、という人は少ないのではないかと思います。
フジカラーのプリントを愛用していた人は間違いなくそうです。すごく彩度を上げて、赤や緑を派手にしてプリントしていましたからね。他社のプリントもその傾向はありましたが、特に富士は派手でした。
だから、きれいだったのです。
Foveon X3ダイレクトイメージセンサーによって忠実な色再現が行われることが、必要なのか、欲しているのか。そこなんですよね、問題は。
商業撮影にはこの手のコンパクトは不向きです。レンズ交換のできる一眼レフタイプが出ていますから、そちらを選ぶべきです。この手のコンパクトタイプはスナップ向きですから、スナップに忠実な色再現が必要なのか、求めているのか。女性の顔がポット赤みを帯びて明るく健康的に見える用に再現された方がよいのか、それとも忠実に、、、
レタッチすればよい、といえば、他の機種だって同じです。カラーマッチングって言うのはそういうことですからね、レタッチで色を直すことが前提ならば、わざわざこれを選ぶ理由はない。撮ったままで忠実な色再現がされている。それを望んでいるのか、期待しているのか、必要なのか。そこですね。
ちなみに、これの前の機種を使った感想では、カメラとしての根本性能が数世代遅れている感じ。最短撮影距離が20cmですが、これも最新のデジカメになれた人には、ちょっとかったるいかな。こういうのって、簡単には直らないものだと思っています。
カメラとしてのハードウェアはそれほど良いと思えません。性能や操作性に不満かがあっても帳消しにできるほどの忠実な色再現。あなたは本当にそれを望んでいますか? それがもうすべてですね。
by abikoflower
| 2012-09-11 18:34
| シグマ

