Pentax K-5Ⅱ K-5Ⅱs |
なんだか、K-5Ⅱsが新発売で、K-5Ⅱもついでに、みたいな扱いの記事も見かけますね。まあそうなってしまうかなぁと言うところもありますが・・・
K-5Ⅱは、2年前に発売されたK-5のマイナーチェンジ機(と言ってしまって良いのかな)。K-5Ⅱsは、そこからローパスフィルターを取り除いたものです。
まず順を追ってK-5Ⅱからいけば、AFモジュールの改善や液晶パネルの改善といったことくらいで、それでもAFが劇的に改善していればすごいことなのですが、ペンタックスのwebサイトを見る限りではそうでもなさそう。確かにトップに持ってきては居ますけれど、AFが売りだ! ていうほどの扱いでもない感じです。測距範囲が-3EVからというのは確かに相当暗いところに強いので、それは良くなったと思いますが、それだけですごい新製品だと評価できるかというと、難しいかなと言う気がします。ISO51200というのも、K-5と同じであるならあまり期待はできません。電気信号ですから、増幅しようと思えばいくらでもできるので、見かけ上の数字をあげることはできるのですが、それでどれだけの画質になるのかはまた別の話。各社が同じ基準で増感の限界を決めているわけではないので、やればできるけれどもその画質では製品化するに耐えない、と判断して最高感度を低く設定しているメーカーもあるわけです。その辺が、ペンタックスは緩いかなと。
それでも、もともとのK-5がかなりコストパフォーマンスに優れていましたから、2年もたつのにマイナーチェンジか、とはいえ、見劣りするというものではなく、しかしながら新製品だと飛びついて買うかというとそれほどでもなく、まさにマイナーチェンジだなと言うところです。
で、昨日からの続きですが、遊び機能って大切という話。
具体的に言えば、画像の加工がいろいろとできるのです。まずRAW現像時には、カメラ内で、カラーモードやサイド、コントラストなどを変更しながら、様々な調整現像が行えます。それも同一処理であれば一括してできるので、モノクロと、ノーマルカラーと、銀残しなどの特殊カラーなどを、とりあえずJPEGにしてみたいと言った現像が行えます。さらに現像されたJPEG画像には、レトロやHDRや水彩、デッサン、ハイコントラストなど様々なレタッチ加工が出来、しかもそれらを重複してかけることができます。二つ、三つ、四つと重複できるのです。もちろん画像は次第にぐたぐたにはなってゆきますが、元画像は残るので遊びでやってみるには問題有りません。
このような機能は最近各社とも出てきていますが、その種類の多さや融通性では、ペンタックスがダントツです。群を抜いて他社を引き離しています。
それって大切なの? 大切だと思うんですよ。遊べるじゃないですか。
他メーカーの多くは融通が利かなくて、撮影時にはできるけれど撮影後の画像には効果の適用ができないという場合が多いのですが、ペンタックスはうるさいこと言わず、やりたければどうぞ、という姿勢。良いです。
写真を撮る心がけとしては、イメージをはっきり持って、これと思うところでしっかり撮影することが大切ですが、じゃあカメラを買う人は、背水の陣の心得で一撃必殺の念を持ってシャッターを切る人ばかりなのか、といえばそうじゃないわけです。売るときには「誰でも簡単きれいに」なんていって誰にでも売るくせに、画像加工機能については「信念を持って撮るべきだ」などとうるさいことを言う。余計なお世話です。それなら売る前に、信念を持ってシャッターを切る人以外はカメラは売りませんと、念書でもとったら良いんです。売るときは誰でも売るくせに、使うときにがたがた言うなんて余計なお世話です。
と思っているので、なんでもOKしてくれるペンタックスの画像加工は、大変気に入ってます。撮った後の加工ですから、失敗しても変になっても、いくらでもチャレンジして遊べます。帰りの電車の中の時間つぶしなどには、とても楽しいですよ。
なのでK-5は、遊べる一眼レフとして私は評価しています。でもK-5Ⅱになって実売価格は上がるわけですから、それでもあえて新型を選ぶかというと、、、安い方で良いかな・・・。

