Pentax K-5Ⅱs |
はやりですね。ニコンのD800eがローパスをなくして解像感アップして、だいぶ売り上げに貢献しているようですが、そんなに解像している必要があるの?というのがまず疑問。
文献や書画の複写などに使う場合はとても重要です。精密部品の撮影や、あるいは監視カメラ的に使う場合も重要です。でも風景を撮ったり人物を撮影したりする場合には、ほとんど関係ないと思っています。確かに、桜や紅葉など細かい花や葉がある場合、解像しているかどうかと言う差違が出てきますが、それが目に見える形で具現化されるかというと、疑問があります。撮影者が、どういう形で人に見せているのか、ということです。
当然、WEBで、HPやブログなどで発表している人には関係有りません。フル画像をダウンロードしてチェックすれば解像しているかどうかはわかりますが、それは作品を見てるのではなく解像力を見ているわけです。解像力を見せたいなら意味がありますが、作品を見せたいのなら関係有りません。
またプリントの場合でも、A4サイズくらいなら差はわかりません。それより大きくなって、A3からA2,A1となればなるほど、作品を見る気なら離れてみなくてはなりません。離れてみるほど解像力はわからなくなります。大きくのばして、近寄って一部分だけをルーペで見れば、差はあります。でも、それは作品を見ているのではなく解像力を見ているわけです。
ものは試し、一度やってみてください。VGA(640x480)位の画像を、A3ノビ程度に引き延ばし、2mから3m離れて鑑賞してみてください。わずか31万画素弱ですが、皆さんどれほど解像力がわかるでしょうか。余裕を見て、100万画素をA3ノビにプリントして、3m離れて鑑賞してみてください。答えは、試した人にわかります。論より証拠。
解像力重視なら、がっちりした三脚使用、レリーズはリモコンなどを使用するか、セルフタイマーを使うか。絞りはF5.6かF8程度。風が吹いていてもだめ。そよ風のわずかな揺らぎでも花びらやはの解像力は失われます。霧が出ていたりしたらだめ。そのようにして撮影してもなお、現在所有しているカメラの解像力不足に困っているならば、選択肢の一つになるでしょう。
なぜローパスレスの機種が出てくるのか。
はやりだと思います。解像力ばやり。
必要がなければ買っちゃいけないのか。そんなことはありません。
300km/h出る自動車が必要でなくても、かっこいい、ステータスとして買う人がほとんど。それで産業は成り立っているのですから、特にカメラなど趣味のアイテムはそうです、必要がなくてもほしければどんどん買ってください。でも必要性がわかっていないと、解像力を出さなくてはならないという縛りの中で使っていては、楽しみも減ってしまうでしょう。
必要性の理解が整っているなら、いの一番に買って試すリスクを冒すことないんじゃないの。というのが結論。あるいは、ステータスだから発売同時の高いうちに買うというのも選択肢の一つ。それもありだと思います。
ニコンのD800eもモアレが出ているという話と、出ないという話もありますが、ニコンで大丈夫だからペンタックスも大丈夫という話にはならない。ペンタックスが劣るという意味ではなく、一概に大丈夫だと思い込んでしまうものではない、という意味。私は解像力のために高いものを買う必要はないと思っていますが、買うのであれば、モアレ発生のリスクをよく確かめるためにも、値段がこなれるくらいまでは待って周りの情報を収集した方がよいだろうと思うわけです。

