Coolpix S01 |
ミラーレスやら一眼レフやらが続いているので、今日はコンパクトデジカメを取り上げてみた。NikonのCoolpix S01である。コンデジに関しては全部取り上げるかどうかはわからない。似たり寄ったりのものも多いし、取り上げてみても仕方ないかなと思う機種もたくさんある。しかしフォトキナの発表ラッシュが終わるとネタ切れになるかもしれないので、取り上げるかもしれない。めぼしいところは取り上げるが、全機種となると今のところ未定である。
ただ、このS01は、ミラーレスや一眼レフも含めて、実は全部の発表の中でもっとも注目して、気になる一台であると言っても良い。非常に特徴的で個性的な機種である。
なにが、というと小さいと言うことであり、そのためにすべてを犠牲にしたと言っても過言ではない。まあ犠牲という言い方は良くないかもしれないが、優先順位を明確にした、ということである。
撮像素子は1/2.9型。1/2.33型が主流の中でさらに小さく、つまりは光を受け止める面積が小さい撮像素子を使った。1/2.33型では1600万画素などが中心になっている中、1014万画素にとどめた(それでも多すぎると思うけれどね。300万画素から500万画素にするべきだった)。さらにレンズもわずかに3倍ズーム。まあ十分だけれど、10倍、20倍と高倍率がトレンドの中ではわずかに3倍となる。さらに広角端は29mm。28mmや24mmでも当たり前になりつつあるのに、29mm。手ぶれ補正は電子式(動画)。最高感度もISO1600で、液晶も今では小さい2.5型。並べてみると、すべてに見劣りのするスペックなのだけれども、なんと重さは96gと驚異的に軽い。バッテリーもメモリーも内蔵なので、本体重量=撮影時重量である。それでいて96gなのだ。
大きさは約77.0×51.2×17.2mm(突起部除く)。エプソン写真用紙のカードサイズ(名刺)が86mm×54mmだから、さらに小さい。ちなみにエプソン写真用紙カードサイズの箱、50枚入りの重さはかってみると、90g程度なので、この箱より一回り小さくて同じくらいの重さという、名刺サイズに偽り無しということなのだ。
それを実現するために、バッテリーは内蔵専用にして交換できず、メモリーも内蔵専用で交換できない。つまり予備バッテリーは存在しないのだ。フル充電して190枚と言うことなので一日中これ一台で撮影するというのには全く不向きだが、ポケットサイズとしてはこの上ない小ささと軽さを実現している。
まあ撮像素子が小さいし、感度もおそらく400が限界で、それ以上は非常用程度に考えた方が良さそうだが、それでもこれだけ小さくしてしまったのはすごいことだ。この割り切りが潔い。こういう個性は大切だと思う。
メインカメラとしては物足りないこと間違いない。携帯のカメラとどうなんだという比較もされてしまうだろう。売れるとしたらサブカメラとしてだろうし、売れないとしたら携帯で十分だという評価をされてしまうからだろう。それでもやっぱり、これだけの小ささ、軽さは魅力だと思う。
風景は晴れた日限定。もしくは1~2mの距離でストロボを炊いての友達撮影、といったところがきれいに撮れる範囲だろうと思われるが、やっぱり気になるカメラなのだ、これは。

