EOS 6D |
小型軽量、といえるかどうかわからないが、35mmサイズの撮像素子を搭載したにしては小型軽量の、比較的普及価格?の、一眼レフである。ソニーはα99にEVFを乗せてきたが、こちらは光学ファインダーだ。まあユーザー層の違いもあるのだろう。キヤノンの方が古いユーザーも多いと思われるし。
ところで、私はくどいようだが、「35mmサイズの撮像素子」と言う表現を使っていて、「フルサイズセンサー」と言う表現は使わない。
だって35mmフイルムはフルサイズじゃあなかったんだから。
645や66,67,69などのブローニーサイズ、4x5(シノゴ)や8x10(エイト・バイ・テン)など流通している大きいサイズのフイルムはいろいろあったのだ。もともと35mmサイズはライカなどに代表される「小型」のカメラ用の「小さい」フイルムだったのだ。それを大きいとかフルサイズなどと呼ぶのには抵抗がある。ペンタックスの645DやライカS2なども出てきているし、撮像素子も次第に大きいものも作られるだろう。レンズ一体型の標準ズーム付きならそれでも比較的小型で比較的安価にも作れよう。35mmなどというサイズが何で「フル」なのか理解に苦しむので、今後も35mmサイズの撮像素子のことを「フルサイズセンサー」とは呼ばない。めんどくさいんだけれどね。
ボディ重量が680gというから結構軽い。大きさも従来のAPS-C中級クラスと同じだ。2020 万画素と(キヤノンにしては)画素数も抑えめなので、通常でISO25,600。拡張で102,400と好感度性能も確保しつつ、4枚合成でさらに低ノイズにするといった機能まで付け加わった。ドンだけ使うんだって思ってしまうが、有って悪いわけではない。まあ、無いよりも良い。
測距輝度範囲はEV -3~18(中央(F2.8、F5.6対応)測距点・常温・ISO100)。-3EVまで測距可能というのは、これは重要。どれだけ増感ができるとしても、暗闇でピントが合わなければしょうもない。-3EVというのは相当暗いところでもAFが使えると言うこと。増感性能が高いならこちらの性能もアップする必要がある。まあISO10万まで使って撮影するなら、-3EVでもきっと足りないのだろうと思うけれど、少し前までは-1EVくらいまでしか測距できない機種が多かったので、だいぶ進歩している。
価格.comを見ると、ボディのみ177,260円(9/26現在)とでている。まあまあ?
5DmarkⅢが27万強だから10万ほど安い。お手頃? もっと安くても良いと思う。
今までの流れで読んでいただいていると薄々感じていると思うが、私はこの手のカメラは必要ないと思う。必要はないんだけれども、欲しい人はいる。欲しい人がいるなら、作るのは正解だ。売れるわけだから。売れるものを作るのはメーカーとしての正解なので、売れるけれども、必要がないから作らないというのは、不正解になる。
機能面でもそうだ。たとえば多重露光などと言う機能は全く必要ないと思っている。PCで合成した方が遙かによい。デジタルズーム(トリミングすればよい)や、コンパクトデジタルカメラの光学ファインダー(コンデジにはEVFだ)と並んで、全く必要ないと思っているが、でも欲しい人がいるのならつけるのも良いだろう。まだまだ欲しい人が大勢いて、売れるのだろうから、だったら作るのは正解である。
ニコンとキヤノンについては。
この2社は古いユーザーも大勢抱えているし、ニーズも多いと思うのでこの手のカメラを作るのは有ると思う。だからといって、どこかのP社などが色気を見せたりするのは間違いだろう。時代は小型軽量に向かっているのだ。P社のことはまたそのときにするとして、ニコンとキヤノンは有りだ。欲しい人が買う。それでよい。だからといって、他社はそれをまねてはいかんのだよと、それは言っておきたい。
作るならレンズ固定式。レンズ固定式なら、大型でも問題ない。何でも好きなセンサーサイズで作ったらいい。だめなら一発屋ですむのだから。
ということで、キヤノンユーザーで欲しい人は買ったらよいと思う。欲しいものを買うというのは、一番の正解だ。
しかしこれから写真を始めようという若い人たちが、「やっぱりフルサイズセンサーですよね」なんて言っているのは、私は違っていると思うよ。

