2012年 10月 19日
RX1 |
SONY RX1 作品ギャラリーから 金沢の情景
http://www.sony.jp/cyber-shot/1hand-fullsize/gallery_kanazawa.html
今回はSONYのRX1サイトにある作品ギャラリーから、「金沢の情景」についてみてみたい。撮影者が誰なのかは記載がない。もう一つの「東京下町散策」は小沢忠恭氏の撮影したものだ。作品ギャラリーには写真家名が記載されていないが、「写真家が語る」の方で使われている写真と同じなので、小沢氏の撮影であることは確かだ。しかし「金沢の情景」の方は作風も違うように思えるし、商品サイトのサンプルと重なっている。従って撮影者については何ともいえないところだ。もっともここで語るのは、写真がうまいとか下手とか良いとか悪いとかではなく、サンプルとしての見方についてなので、撮影者が誰であっても関係はない。
まず一枚目の夜景について。シャッタースピード2秒、F5.6、ISO100となっています。当然三脚を使用したと思われます。絞りがなぜ5.6なのか。夜景など点光源があると、開放で撮影した場合にじみや収差などが発生してしまうことが多いからでしょうか。ま、35mmでF2.0だと背景は少しぼけるのではないかと思うので、この場合は背景までピントを合わせたいから絞ったと言うこともあるかもしれません。このような撮影の場合、三脚を持ってゆく人も多いだろうとは思いますが、金沢旅行でRX1で、となれば気軽にゆきたいと思う人も多いでしょう。仮にF5.6のままであるとしても、ISO1600まで増感すれば1/8秒に。少し厳しいか。ISO3200なら1/15秒なので、何とか撮れる範囲か。F4.0なら1600でも1/15秒が切れる。なんとここまできて気がつきましたが、どうもこのRX1は手ぶれ補正がついてないようです。動画には電子式手ぶれ補正がついている。RX100は光学式の手ぶれ補正がついているが、RX1はない。今時手ぶれ補正がついていないカメラがあるとは思わなかったのでうっかりしていました。同じ撮像素子を搭載するα99は撮像素子シフト式の手ぶれ補正がついている。RX100には光学式の手ぶれ補正がついている。RX1にはつけられなかったのか? 疑問。うっかりしていましたが、これは大きな弱点です。35mmF2.0の明るいレンズだからシャッタースピードが稼げる? 増感しても高画質だから大丈夫? というところから、ギャラリーに戻ります。まず1枚目は、ISO100で、2秒で撮影しているわけ。
2枚目は和服の女性。ISO100で、F5.6で1/25秒。1/25秒はかなり微妙。手ぶれ補正無しでの35mmレンズの1/25秒。こういった撮影で三脚を使うのはかなり例外的。サンプルとして撮影するのでなければ、普通は手持ち。手持ちで撮影するなら、手ぶれ補正がなければ200か400に増感してもう少しシャッタースピードを稼ぎたいところなのだが?
3枚目の鞠の写真。ISO100で3.2秒でF2.8。なるほど。
4枚目のガラスの写真はISO6400。これだけ増感したサンプルを載せるというのはなかなか画期的ですが、F5.6に絞っていて、1/30秒。うーむ、なるほど。F5.6まで絞りますか。いやそれが、作品としての必要性からだったら良いんですけれどね。
5枚目は絵付けをしているところかな、1/4秒でF2.8でISO100。ほんとに描いているところなら1/4秒ではぶれると思うので、「撮りますよ」と言うことで手を止めてもらったのではないかと想像する。そこまでして、ISO100で撮りますか?
6枚目は睡蓮。まあこれは当然かな、1/500,F5.6、ISO100.
7枚目はおせんべいのガラス瓶。ISO100で、F4.0で、1/40。
8枚目は和室から庭園を望む場面で、ISO100、1/10秒、F11.かなりの明暗差がある場面を室内も良く描写されているが、結論的にはとても良いのだけれど、おそらく、実際には外は相当くらいのではないだろうか。着物の具合などはとても良いですが、外から透過光が入るようにしているのかなという気はします。難しい場面で撮像素子の良さを十分感じさせてくれるが、写真家の腕も結構入っているなという気もします。でもって、ここ、ちょっと最後まで覚えておいてください。
9枚目は同じ場面で和服の女性になる。こちらの方が、外が明るく感じられる。1/25秒。F5.6,ISO100なので、露出的には先ほどと変わらないようだが、こちらは左からレフを当てている。前の写真と影の出方を比べてもらえば分かる。その割に外は明るいので、前の写真はもっと暗くなってからの撮影かなと想像してしまうわけ。
10枚目は夜のスナップ。ISO1600まであげて、数少ないF2.0での撮影。1/20秒。実際にもしこのような場面をスナップするとすれば、1/20では歩いている人はぶれてしまう。先ほどの作例のように6400が使えるのであれば、6400まであげて1/80くらいにしたいところです。
11枚目はまた絵付けの写真。1/13、F5.6、ISO100だ。これも撮影のために手を止めてもらったのだろうと想像。実際の作業を撮影するなら、わざと被写体ぶれを狙うのなら別ですが、そうでなければ1/13秒では撮らない。手を止めてもらったら、作業している人に迷惑ですよね。
12枚目。1/400,F2.8,ISO100.昼間の写真なので値的にはなにもないが、この位置にピントを持ってくるかというのはちょっと斬新。勉強になります。
13枚目。1/400,F7.1。ISO100。
14枚目。1/2.5秒。F5.6。ISO100だ。これは完全にサンプルのために撮ってますね。普通の人がこの場面を撮影するとしても、三脚を据えてさあ撮るぞとやったら、お店の人も迷惑でしょう。せっかく小型のRX1なのだから、手持ちで軽くなら撮らせてくれるとしても、三脚据えたらいやがられますね。もう一つ、周辺部を見ると結構流れてます。35mmのレンズでもこんなに流れてしまうのかなと思いますけれど、これが35mmサイズの撮像素子と言うことでもあるだろうし、このレンズに手ぶれ補正を入れられなかった(より大きくなるだろうから)理由かもしれません。小さくするためには、それなりに代価は支払っているのだなと。
15枚目もF2.0での写真。RX1を買う人って、こういう写真が撮りたいという例なのではないかとも思えます。もちろんスナップで使うことが多いでしょうけれど、35mmF2.0レンズなのでぼけを活かしたい、という意味です。ISO100で1/30。
さて、ここでもう一つの作品ギャラリーである「東京下町散策」にゆきます。小沢氏の撮影でしょうからさすがの写真も多いのですが、見て欲しいのはそう言うところではなくて、感度を200から400程度に上げている写真が多いと言うこと。まずほとんどの写真は手持ちで撮っているでしょうし、そうなると手ぶれを防ぐためにある程度は増感したいわけですが、なのでこのように増感しているのは普通のことだと思うわけですが、しかし「金沢の情景」の方ではかたくなに100で撮っていたりするわけです。
で、一番気になったのは最後の写真。水路とスカイツリーでしょうか。このデータを見ると、1/640,F8.0,ISO100とここまではよいのですが、なんと-2.7EVの補正がかかってます。そんなに? って感じですが、思うにこれは、空がかなり飛んでいたんでしょうね。そこで空の階調を出すためにこれだけのマイナス補正をかけた。すると木々の緑が暗くなりすぎてしまったため、HDR処理なのか、緑だけをあげたのか、画像処理を加えたのではないか。木のあたりを見ると、なんか、そんな雰囲気はでているんですよ。
となってくると、さかのぼって金沢の情景の8枚目、あの見事な室内描写も、ひょっとして持ち上げているの? なんて言う想像も、あったりして、なかったりして。
ま、これはあくまで私の想像です。勝手な想像におつきあいいただき、ありがとうございました。
ちなみにRX1の画像そのものはよいと思いますよ。当然のように良いと思いますけれど、あれ?、というところも、有ったり、無かったり。
http://www.sony.jp/cyber-shot/1hand-fullsize/gallery_kanazawa.html
今回はSONYのRX1サイトにある作品ギャラリーから、「金沢の情景」についてみてみたい。撮影者が誰なのかは記載がない。もう一つの「東京下町散策」は小沢忠恭氏の撮影したものだ。作品ギャラリーには写真家名が記載されていないが、「写真家が語る」の方で使われている写真と同じなので、小沢氏の撮影であることは確かだ。しかし「金沢の情景」の方は作風も違うように思えるし、商品サイトのサンプルと重なっている。従って撮影者については何ともいえないところだ。もっともここで語るのは、写真がうまいとか下手とか良いとか悪いとかではなく、サンプルとしての見方についてなので、撮影者が誰であっても関係はない。
まず一枚目の夜景について。シャッタースピード2秒、F5.6、ISO100となっています。当然三脚を使用したと思われます。絞りがなぜ5.6なのか。夜景など点光源があると、開放で撮影した場合にじみや収差などが発生してしまうことが多いからでしょうか。ま、35mmでF2.0だと背景は少しぼけるのではないかと思うので、この場合は背景までピントを合わせたいから絞ったと言うこともあるかもしれません。このような撮影の場合、三脚を持ってゆく人も多いだろうとは思いますが、金沢旅行でRX1で、となれば気軽にゆきたいと思う人も多いでしょう。仮にF5.6のままであるとしても、ISO1600まで増感すれば1/8秒に。少し厳しいか。ISO3200なら1/15秒なので、何とか撮れる範囲か。F4.0なら1600でも1/15秒が切れる。なんとここまできて気がつきましたが、どうもこのRX1は手ぶれ補正がついてないようです。動画には電子式手ぶれ補正がついている。RX100は光学式の手ぶれ補正がついているが、RX1はない。今時手ぶれ補正がついていないカメラがあるとは思わなかったのでうっかりしていました。同じ撮像素子を搭載するα99は撮像素子シフト式の手ぶれ補正がついている。RX100には光学式の手ぶれ補正がついている。RX1にはつけられなかったのか? 疑問。うっかりしていましたが、これは大きな弱点です。35mmF2.0の明るいレンズだからシャッタースピードが稼げる? 増感しても高画質だから大丈夫? というところから、ギャラリーに戻ります。まず1枚目は、ISO100で、2秒で撮影しているわけ。
2枚目は和服の女性。ISO100で、F5.6で1/25秒。1/25秒はかなり微妙。手ぶれ補正無しでの35mmレンズの1/25秒。こういった撮影で三脚を使うのはかなり例外的。サンプルとして撮影するのでなければ、普通は手持ち。手持ちで撮影するなら、手ぶれ補正がなければ200か400に増感してもう少しシャッタースピードを稼ぎたいところなのだが?
3枚目の鞠の写真。ISO100で3.2秒でF2.8。なるほど。
4枚目のガラスの写真はISO6400。これだけ増感したサンプルを載せるというのはなかなか画期的ですが、F5.6に絞っていて、1/30秒。うーむ、なるほど。F5.6まで絞りますか。いやそれが、作品としての必要性からだったら良いんですけれどね。
5枚目は絵付けをしているところかな、1/4秒でF2.8でISO100。ほんとに描いているところなら1/4秒ではぶれると思うので、「撮りますよ」と言うことで手を止めてもらったのではないかと想像する。そこまでして、ISO100で撮りますか?
6枚目は睡蓮。まあこれは当然かな、1/500,F5.6、ISO100.
7枚目はおせんべいのガラス瓶。ISO100で、F4.0で、1/40。
8枚目は和室から庭園を望む場面で、ISO100、1/10秒、F11.かなりの明暗差がある場面を室内も良く描写されているが、結論的にはとても良いのだけれど、おそらく、実際には外は相当くらいのではないだろうか。着物の具合などはとても良いですが、外から透過光が入るようにしているのかなという気はします。難しい場面で撮像素子の良さを十分感じさせてくれるが、写真家の腕も結構入っているなという気もします。でもって、ここ、ちょっと最後まで覚えておいてください。
9枚目は同じ場面で和服の女性になる。こちらの方が、外が明るく感じられる。1/25秒。F5.6,ISO100なので、露出的には先ほどと変わらないようだが、こちらは左からレフを当てている。前の写真と影の出方を比べてもらえば分かる。その割に外は明るいので、前の写真はもっと暗くなってからの撮影かなと想像してしまうわけ。
10枚目は夜のスナップ。ISO1600まであげて、数少ないF2.0での撮影。1/20秒。実際にもしこのような場面をスナップするとすれば、1/20では歩いている人はぶれてしまう。先ほどの作例のように6400が使えるのであれば、6400まであげて1/80くらいにしたいところです。
11枚目はまた絵付けの写真。1/13、F5.6、ISO100だ。これも撮影のために手を止めてもらったのだろうと想像。実際の作業を撮影するなら、わざと被写体ぶれを狙うのなら別ですが、そうでなければ1/13秒では撮らない。手を止めてもらったら、作業している人に迷惑ですよね。
12枚目。1/400,F2.8,ISO100.昼間の写真なので値的にはなにもないが、この位置にピントを持ってくるかというのはちょっと斬新。勉強になります。
13枚目。1/400,F7.1。ISO100。
14枚目。1/2.5秒。F5.6。ISO100だ。これは完全にサンプルのために撮ってますね。普通の人がこの場面を撮影するとしても、三脚を据えてさあ撮るぞとやったら、お店の人も迷惑でしょう。せっかく小型のRX1なのだから、手持ちで軽くなら撮らせてくれるとしても、三脚据えたらいやがられますね。もう一つ、周辺部を見ると結構流れてます。35mmのレンズでもこんなに流れてしまうのかなと思いますけれど、これが35mmサイズの撮像素子と言うことでもあるだろうし、このレンズに手ぶれ補正を入れられなかった(より大きくなるだろうから)理由かもしれません。小さくするためには、それなりに代価は支払っているのだなと。
15枚目もF2.0での写真。RX1を買う人って、こういう写真が撮りたいという例なのではないかとも思えます。もちろんスナップで使うことが多いでしょうけれど、35mmF2.0レンズなのでぼけを活かしたい、という意味です。ISO100で1/30。
さて、ここでもう一つの作品ギャラリーである「東京下町散策」にゆきます。小沢氏の撮影でしょうからさすがの写真も多いのですが、見て欲しいのはそう言うところではなくて、感度を200から400程度に上げている写真が多いと言うこと。まずほとんどの写真は手持ちで撮っているでしょうし、そうなると手ぶれを防ぐためにある程度は増感したいわけですが、なのでこのように増感しているのは普通のことだと思うわけですが、しかし「金沢の情景」の方ではかたくなに100で撮っていたりするわけです。
で、一番気になったのは最後の写真。水路とスカイツリーでしょうか。このデータを見ると、1/640,F8.0,ISO100とここまではよいのですが、なんと-2.7EVの補正がかかってます。そんなに? って感じですが、思うにこれは、空がかなり飛んでいたんでしょうね。そこで空の階調を出すためにこれだけのマイナス補正をかけた。すると木々の緑が暗くなりすぎてしまったため、HDR処理なのか、緑だけをあげたのか、画像処理を加えたのではないか。木のあたりを見ると、なんか、そんな雰囲気はでているんですよ。
となってくると、さかのぼって金沢の情景の8枚目、あの見事な室内描写も、ひょっとして持ち上げているの? なんて言う想像も、あったりして、なかったりして。
ま、これはあくまで私の想像です。勝手な想像におつきあいいただき、ありがとうございました。
ちなみにRX1の画像そのものはよいと思いますよ。当然のように良いと思いますけれど、あれ?、というところも、有ったり、無かったり。
by abikoflower
| 2012-10-19 19:44
| ソニー

