Pentax Kマウントレンズ用アダプターQ |
http://shop.pentax.jp/g/gS0039977/
以前から予告されていたものですが、発売されます。興味は大ありですが・・・
従来から有るKマウントのレンズを、PentaxQやQ10につけるMF専用アダプターです。なんと、5.5倍になります。Q(Q10を含めて)は、CMOSの電子シャッター機なので、レンズにシャッターが入っています。01のStandard Primeや02のStandard zoomの場合です。TOYのレンズにはシャッターが入っていません。シャッターが入っていないと、動きの激しいものや流し撮りなどカメラを激しく動かしたときに、被写体にローリングひずみが発生して、ゆがんでしまいます。従来から有る一眼レフ用のKマウントレンズは、もちろんボディにフォーカルプレーンシャッターがあることが前提で作られていますから、レンズにはシャッターがありません。従ってKマウントレンズをサードパーティー製のマウントアダプターでQに使用した場合は、ローリングひずみのリスクがかなりあったわけです。
このマウントアダプターは、アダプター内にシャッターを内蔵させることで、ローリングひずみの発生を防いでいます。Pentaxのオンラインショップで24,800円。ポイントが10%つくので実質2万円程度でしょうか。別売の三脚座も必用でしょうから、もう少ししますね。5.5倍になると言うことは、300mmレンズなら1,650mm相当の画角が得られると言うことですから、すさまじいです。100mmのマクロレンズも550mmのマクロレンズになるのですから、全く違う世界です。DA15mmF4などを使っても、最短撮影距離が0.18mなのに80mm相当の画角ですから、すごいマクロレンズになります。広角ではなくなりますけれども。
惜しむらくは、Qがコンデジ画質であること。これでねぇ、300万画素くらいにしておいて画質を上げておけば、5.5倍がものすごくおもしろい世界になったでしょうに。その上、5.5倍にもなってしまうと、いくらレンズの真ん中の良いところだけを使うとはいえ、さすがに解像力的には厳しいものが出てくるでしょう。でもそれが300万画素であれば、そう言うデメリットも表に出てこなくてすむ、少なくとも目立たないはず。良いことばかりだったと思うのですけれどね。
5年前、こんなにマウントアダプターの時代が来るとは、予想した人はほとんどいないでしょう。かくいう私も、マウントアダプターで遊んでいたとはいえ、ここまで一般化するとは思っていませんでした。Nikon1にしてもEOS Mにしても、発売時点からマウントアダプターが用意されています。それは自社の純正レンズを使うためであるとは言っても、当然そこには様々なオールドレンズたちも装着されるであろうと言うことは、表には出さなくても想定の範囲内でしょう。
これから5年たったとき、プリントの文化ってどのようになっているでしょうか。伸びてはいないだろうと思います。木を切って紙を作って印刷する。あるいは石油からプラスチックを作って印刷材料とする。そう言う時代って、明日無くなるわけではありませんけれど、これから増えるわけもない。必ず減ります。
逆に電子ペーパーであったり、タブレットなどの表示媒体は、必ず増える。iPad mimiなるものも出てきましたが、もっともっと出てくるでしょう。35mmサイズの撮像素子のクォリティが高くとも、高級印刷のクオリティが高くとも、世間一般の表示は電子媒体になってゆき、そこで求められるのは、小型軽量で必用十分な画素数とその中での高いクォリティや先進性でしょう。
PentaxQ。ある意味良い線行っているんですが、画素数がすべてを食いつぶしていると言っても良い。Pentaxもリコーに買収されたことで企業としては少し立場が強くなったかもしれません。撮像素子メーカーに、もの申すことができるようになったか、ならないか。
Kマウントレンズ用アダプターQ。Qが良ければものすごく魅力的ですが、Qがいまいちだとやっぱりいまいち。これからPentax/RICOHがどれだけ画素数を減らせるのか、それ次第でおもしろくもなり、発展もあり、あるいはおもちゃで終わってしまうのかもしれません。
おもちゃかな・・・

