液晶壊れる |
OM-Dの液晶が割れてしまった。自宅の部屋の中、ちょっと荷物の上に置いておいて、猫が団子を作っていたので写真を撮ろうと手に取ったところ、なんと、液晶が割れているではないか。ショック!!!
その前に、カチャンと言った音が聞こえたような気がする。猫が運動会をして、カチャンなどの音がするのは日常茶飯事なので気にもとめていなかったのだが、おそらく猫が近くのジャンクレンズか何かを蹴飛ばして、その角が運悪くぶつかったのではないかと思われる。ちゃんとしたレンズはしまってあるのだが、ジャンクなどは出しっぱなしで散らかしているため、蹴飛ばされたのだろうなぁ。ショック。
以前にもE-330の液晶が割れてしまったことがある。そのときは自分でぶつけたのであきらめもつくのだが、部屋の中で置いておいたのに、手にしたら割れていたというのは何ともショックだ。液晶の保護フイルムって重要だなと思う。まあフイルムを貼っていたからといって割れなかったとはいえないのだが、助かっていた可能性はある。良くあるのはレンズにフードをつけていると、落としたりぶつけたりしたときにフードのおかげで助かるとことがある。フードにはハレ切りの意味だけではなく、レンズ保護の役割も大きいのだ。レンズにはフードを、液晶には保護フイルムを、カードでポチは控えめに・・・
不思議なもので、OM-Dが2台あるときは1台でも間に合うかななどと考えていたのに、修理に出して1台になってしまうととたんに不安になる。もう一台って、買うわけにもゆかないし。
そんなわけで、仕方なく修理に出してきた。修理に出した帰りに新宿のカメラ量販店により、液晶保護フイルムを購入して、ついでにカメラを物色しきた。ウィンドウショッピングならぬカウンタートップショッピングである。
第一線に並んでいるのはミラーレスだ。オリンパス、パナソニック、ニコン、ソニー、富士、キヤノン、ペンタックス、リコーなどなど。オリンパスもつい数年前はまるで売れず、フォーサースは片隅に追いやられて数台が展示されていただけなのに、今や最も広いスペースを占めている。パナソニックとシャープの格付けが下げられたというニュースが先ほど流れたが、家電もカメラも、戦国の世といえるのだろうな。どこがつぶれるとしても、日本メーカーには生き延びてがんばって欲しいものだけれど。
さて、一通りミラーレスを見た後コンパクトを見てみると、これがなかなか楽しい。ミラーレスはとても良いし、一台は持っていて良いと思う。レンズ交換の楽しみもあるし、オールドレンズで遊ぶこともできるし、なんと言っても画質が良い。やはり持っているべきだと思うのだが、あれやこれやと見ていると気が重くなる。レンズも買わなくてはならないわけで、ソニーだ、ニコンだ、富士だとレンズを考えると、あれこれ買っていたら大変なことになる。ボディはよいが、レンズをそろえてゆくと大変な負担になる。まあそんなにあれこれと買う人は少ないと思うが、全く買えないとしたら、カウンタートップショッピングも楽しくない。
そこへゆくとコンパクトなら、高級コンパクトで5万、6万してもそれで完結している。普及型なら2~3万である。それなら、あれこれ見て楽しんでいても、買える余地は十分ある。買わないとしても、買えるものの方が見ていて楽しいではないか。
高級コンパクト、ほんとに百花繚乱である。目を引いたのは富士のXF1。良さそうな感じがするが、あのレンズを引き出して起動する方式はどうかと思う。手間もかかるし、起動させるまでの手間に2秒はかかるだろうし、構えてスイッチオンではなく、起動させてから構える順番になるだろう。慣れれば平気かもしれないが、慣れなければ違和感があるし、懲りすぎかなという気はする。良いデザインだと思うのだが、残念。
そのほか普及型も含めて、見ていて思ったのは白がかっこよいなと言うこと。カメラの色、大昔は銀色で、それから黒になり、最近ではカラフルにそろってきているが、一番かっこよく思えたのは白。中でもCoolpixP310の白と、LUMIX LX-7の白がかっこよい。ぐっとくるデザインだ。そのほかでもNikon Coolpix6400や OLMPUS SH-25MR、カシオのEX-ZR300などがかっこよく見えた。外見の話である。
それ以外にも各社結構かっこよくて、見ているだけでもかなり楽しい。意外に思えたのはかつてはデザインでリードしていたキヤノンやソニーがもう一つに思えたこと。あくまでもデザインに関する主観で、機能、性能、画質などの話ではない。見た目だけの話だが、ちょっと意外な気がした。
そんなわけで急激にコンパクトに色気を感じ始めたのだが、結局のところ画質なんだよな。撮ってみて、良い写真が撮れていれば、使いにくかったとしても、なんだかんだ言っていたとしても、納得してしまう。反面いくらご託を並べていても、撮った絵がしょぼいといやになってしまう。結局のところ、絵だね。
これで各社が画素数をやめて画質にこだわるようになったら、ほんとにコンパクトの時代になるのかもしれない。逆にみんなが満足してしまったら、買い換え需要が減ってしまうと言うことも起きるかもしれないが、そこまで満足のゆくカメラは当分出てこないだろうな。画素数アップに終始し続けている間は。