SONYの交換レンズ |
今週末に迫ったCP+。SONYはPlanar T* 50mm F1.4 ZA SSM」と、[Eマウント]用レンズ「E 20mm F2.8」「E PZ 18-200mm F3.5-6.3 OSS」を参考展示します。と言うことです。
それにつけて最近気になっていることを二つほど。
軽い方で言うと、E PZ 18-200mm F3.5-6.3 OSSのデザイン。
http://dc.watch.impress.co.jp/docs/news/20130123_584628.html
デジカメWatchのこの画像が一番わかりますが、何か思い出しませんか?
と言っても若い人にはわからないですね。かつてMFからAFに移行し始めた時期に、各社から出されていたAFレンズのデザインにそっくり。
オリンパスだと、OM-3用だったか、OMマウントで出されていた35-70mmAF。ペンタックスも35-70mmF2.8-3.5かな、FDでも作られていましたが、ほんとに一瞬だけの過渡期的レンズでしたが、この時期のレンズにデザインがそっくりです。デザインが似ているから同じ運命をたどるとは言いませんけれど、懐古的イメージを持ってしまいます。ソニーの技術の人はそんな古い時代のレンズのことは知らないのかな、何も知らずに作ったのかもしれませんが、なんだか懐かしい気がしてなりません。
もう一つは、Eマウントレンズ、35mmF1.8や10-18mmF4,16-50mmF3.5-5.6などに乗せられているOSS、レンズ内手ぶれ補正です。そのほかEマウントのズームレンズには、18-200mm,55-210mm,18-200mm,18-55mmなど、OSSが搭載されています。がしかし、16mmF2.8には手ぶれ補正がありませんし、24mmF1.8や30mmマクロにもありません。NEXはαのボディ内手ぶれ補正をやめて、レンズ側で手ぶれ補正をするようにしました。それが悪いとは言いませんけれど、それだったら、すべてのレンズに手ぶれ補正を乗せて欲しい。広角だからとか、明るいレンズだからとか、ごちゃごちゃ言って手ぶれ補正を乗せないくらいだったら、ボディ内手ぶれ補正にしなさいと。レンズに手ぶれ補正を任せるならば、ごちゃごちゃ言わずに全部に乗せなさい。明るいレンズだから暗いところで使うこともあるんです。広角レンズでスローシャッターを切りたいときもあるんです。中途半端なことはやめて、全部に手ぶれ補正を入れなさい。
今回展示されるE 20mm F2.8も、OSSがついて今ません。実際どうかわかりませんけれど。
これはニコンにも、キヤノンにもいえることです。パナソニックは、手ぶれ補正のないレンズはオリンパスのボディで使うという手がありますから、許されると思います。パナの手ぶれ補正レンズをオリのボディで使えば、高速連写をめいっぱい使えるというメリットがありますから、それはよいと思います。恩恵を受ける部分があります。(パナのボディにはメリットが無くなりますけれど)
しかし単独でやっているところは、レンズ内手ぶれ補正にするのなら、全部のレンズに乗せなさいと言いたい。ニコンやキヤノンは歴史が長いですから、古くから有る一眼レフ用のレンズに手ぶれ補正がないのは致し方有りませんが、少なくとも新しいミラーレスのシステム用レンズには、全部乗せるべきです。
と思っています。
なので、ボディ内手ぶれ補正を採用するオリンパスの方が、押しメ(ーカー)になってしまうのです。まあ、高速連写を求められるような一部のレンズはレンズ内に手ぶれ補正を乗せて、あとはボディ内手ぶれ補正が正解でしょう。今からでも、ソニーもニコンもキヤノンも方向転換するのがよいと思います。
今回のように、手ぶれ補正のない新しいレンズを展示するソニーなどを見ると、その思いはさらに強くなりますね。