SH-50 |
SH-25の後継機種。25の上なら30か35くらいだろうと思いきや、思い切って50まであげてきた。これをやっていると、型番が無くなってしまって、苦労するんだろうな(笑)
型番のことから語り始めたものの、実は前のSH-25の時から、結構いけている部類ではないかと思っている。オリンパスでもVHのシリーズは安い代わりにオート中心で融通が利かない感じだが、こちらの方は、いわゆる、普通に使える。上位にXZ-1/2があるから軽い扱いになりがちだが、レンズが暗いことをのぞけばなかなかに良い。25-600mm相当F3-6.9の光学24倍ズーム。 24倍まで行くと暗くならざるを得ないのかなぁ。ちょっと残念。
なかなか表に出にくいが、つまり数字で表しにくいのだが、OM-Dと同じ手ぶれ補正を入れているという。だから同じ効果があるのかどうかはわからないが、OM-Dの手ぶれ補正は実に強力。すっかりそれに染まってしまったので、他のメーカーのカメラを使うと、手ぶれ補正があってもいまいちに感じるし、ましてや手ぶれ補正無しのシステムになると、もうなんだかなあだ。手ぶれ補正は実に重要なものなのだが、連写が秒何枚とか、ISO感度がいくつまでなどと違い、数字で出てこない。手ぶれ補正があってきれいに撮れますというのは全メーカー共通してコメントしていることなので、OM-Dと同じと言われても、OM-Dユーザー以外にはぴんとこないだろうな。もし本当にカタログ通り、OM-Dと同じ程度の手ぶれ補正効果が得られるのならば、これは結構良いと思う。
240fps(HVGA:432×324)、120fps(HD:1,280×720)のハイスピードムービーも搭載されている。1,280×720なら結構いけているし、120fpsも十分なスロー撮影だ。もちろん目的にもよるのだけれど、学生サークルなどでスポーツのムービーを撮影しようと思うなら、ちょうど手頃で十分ではないだろうか。
これでアートフィルターが搭載されていればかなりの押し、だが残念ながらマジックフィルターのみ。まあそこはXZとの差別化で入れなかったのだろうと思われるが、惜しいところだ。
ところで、実写サンプルがなかなかに良い。
http://olympus-imaging.jp/product/compact/sh50/sample/index.html
特に二番のカマキリが威嚇しているところなどは、かなりだ。ワイド端で10cm、テレ側でも40cmまで、通常モードのままでよれるという使い勝手の良さが生きたのか。こんな実写サンプルを見せつけられると、昆虫好きなら欲しくなる人も多いだろうな。