HORSEMANブランドのマイクロフォーサーズ用アオリ撮影装置「VCC」 |
ケンコーのブランドで発売されるので、入手は容易なのでしょうけれど。
撮像素子が小さい、ことの有利さが、こういうところにも現れます。35mm用のレンズを使って、シフトとあおり撮影が行えます。撮像素子が小さいことで、35mm用のフイルムでも可能なのでしょう。比較的安価で入手しやすいレンズが使える、またボディも小型軽量で安価なものもありますから、かなり身近なものになりますね。
とはいうものの、これも、たとえば見上げたときのビルのゆがみをただすような目的であれば、デジタルシフトで簡単にできてしまいますから、ニーズとしてはどこまで有るでしょうか。マクロ撮影で、被写界深度を稼いだり、逆に浅くしたりするには有効ですが、よく使われる遠近感の補正には、もうあまりニーズはないかもしれません。とはいえ、マイクロフォーサーズユーザーで、FかEFの35mm用のレンズを持っているならば、そこそこ魅力的なのかなと思う。
可変の全焦点画像、後からピント位置や被写界深度を自由に変えられるような研究もされていますから、そうなるといらなくなってしまうのでしょうけれど、まあ2~3年で普及することもないでしょうから、すぐに使うつもりなら良いかもしれません。