AKB48選抜総選挙 |
いよいよ、注目のAKB48選抜総選挙が明日に迫りました。正直、先日のワールドカップ予選より興味があるかもしれません(笑)。オーストラリアには負けたとしても、勝ち点差を考えれば最終的に2位以内は堅いだろうと思いましたし、ほぼ確定的だったワールドカップ出場に比べて、こちらの総選挙は全く予断を許さないからです。
10万票という得票数は、国政選挙などと比べても立派な数字です。「お金を払って投票しなさい」と言われたら、今の国会議員のうち10万票を獲得できる議員がいるかどうか。もっともAKBの場合は一人一票ではありませんのでイコールで評価は出来ませんけれども、それでもこの数字は相当なものだと言って良いでしょう。
さて私は、得票数から明日の予想を考えてみました。第一回、第二回はまだ得票が少なく、判断基準としたのは一昨年の第三回と、昨年の第四回の二回です。どちらもAKBの人気が安定してトップに出てきた次期です。今年もAKBの人気は根強く、投票権付きの「さよならクロール」はシングルセールスの新記録を打ち立てました。が、300万枚も売れているわけではなく、まあまあ、順調に右肩上がりで伸びたという感じですので、今年の総選挙の得票数も、昨年プラスアルファ程度の数字ではないかと見ています。
大島優子 108,837-122,843=-14,006
一昨年より大きく得票数が減りましたが、前田敦子とのマッチレースであった一昨年の票が伸びたのは一般の選挙でも良くある話。独走と思われた昨年の票が落ちたと言っても、特に問題ではありません。むしろ2位に3万票以上の大差をつけているところを評価するべきでしょう。
渡辺麻友 72,574-59,118=13,456
次期エースと目され順調に票を伸ばしています。今年はプラスは確実でしょう。
柏木由紀 71,076-74,252=-3,176
わずかですが票が減っています。ただ彼女の神対応でつかんだファン層は手堅く、今年も同等程度の得票は得られそうです。
指原莉乃 67,339-45,227=22,112
2万票以上というダントツの伸びを見せました。その後のトラブルを、HKT移籍が逆にノビしろと成って、速報1位を獲得しています。さて?
篠田麻里子 67,017-60,539=6,478
順位は指原に抜かれたものの、得票数は上げており、手堅さはあります。
高橋みなみ 65,480-52,790=12,690
いろいろなトラブルがありましたが、それを支えたAKBファンの力が得票を伸ばしたのでしょう。
小嶋陽菜 54,483-52,920=1,563
小嶋もわずかながら票を伸ばしています。固定票と見て良さそうです。
板野友美 50,483-50,403=80
もっとも堅そうなのが板野友美。わずかに80票しか差がありません。卒業を控えて最後の総選挙、固定票にプラスがどこまで有るか。
松井珠理奈 45,747-27,804=17,943
大きく票を伸ばして玲奈を逆転しています。渡辺麻友とともに次期エースと目されており、今年もプラスでしょう。
松井玲奈 42,030-36,929-=5,101
玲奈も票を伸ばしましたが、順位は変わらず10位です。今年はさらに上を目指すと宣言していますが、再逆転はあるでしょうか。
昨年の20位は秋本才加で 19,121票。一昨年は 増田有華の 14,137票で、プラス 4,984票でした。
昨年の30位は 古川愛李で 11,179票。一昨年は 大矢真那の 6,660票で、プラス 4,519票でした。
この数字から思うところは、前田、大島の二強時代から票が分散傾向にあること。なおかつ、30位、20位、10位の票が共に5,000票程度伸びており、全体的なレベルが上がっていることがわかります。
そこで今年のラインを引いてみると、30位、15,000票。20位、25,000票。10位、50,000票と言った線が出てきます。ほんとにこんなに高いラインになるのか信じられないところもありますが、昨年より下がることはないと見ています。
票を伸ばしたメンバーを見ると、指原莉乃の22,112票があるものの、大きく伸びて15,000であり、ノビ数トップでも20,000票程度と見て良いでしょう。そこでトップ10に入るためには、昨年実績で30,000票近くが必用と目されます。すると対象になるのは11位の宮澤佐江(40,261)のみとなり、上位メンバー安定となります。仮に+30,000という例外的な数字が出てきたとしても、18位の山本彩(23,020)までが対象です。上位メンバーはかなり堅い票を持っていると思われますので、大幅なマイナスはない、と見ます。昨年のトップ10のうち大きくのばしてきそうなのは松井珠理奈と松井玲奈です。がプラス2万票しても6万票台ですから、2つ順位を上げて7位、8位あたりと見るのが順当でしょう。
トップ争いですが、大島優子がどこまで票を下げるか、です。渡辺麻友は票を伸ばすと思いますが、2万プラスして9万2千票。大島優子が2万票近く下げないと逆転はありません。もし大島が現状維持に近い得票を確保すれば、渡辺は4万票近い上積みが必用となりますので、かなり難しい。
おそらく卒業を視野に入れているであろう大島優子ですが、2万も下げるとは思えず、今年の逆転は無い、と見ます。
速報1位の指原莉乃ですが、多くのところで語られているように指原ファンはこの速報1位に満足したのではないかと思いますし、逆に本当に1位になってしまったらおいしくないと言う思いもあるでしょう。そこから3,4,5位あたりに落ち着くのではないでしょうか。
最大の注目株は島崎遥香ですが、昨年23位の14,633票にプラス3万してもトップ10には届かないと思いますので、11か12位程度ではないでしょうか。速報8位に入ってびっくりさせたはSKE48の柴田阿弥、11位の須田亜香里ですが、最終的には30位から20位程度、25,000票を超えるのは難しいのではないかと思えます。
今年の総選挙、最終的には上位メンバー安定、しかし大変な僅差となり、そしておそらく、卒業を発表している板野のほかに、大島、篠田あたりも来年には抜けると思われます。小嶋陽菜も抜けるかもしれませんし、本格的な入れ替わりは来年になると予想します。
昨年の総選挙、私の思うハイライトは、37位の中田ちさと、36位の仲谷明香、34位の松村香織です。日の当たらなかったメンバーが呼ばれて壇上に上がったとき、ここがもっともドラマチックで注目でした。AKBのファンはドラマが好きです。セットリクエストアワーでも解散したチーム4の走れペンギンが1位になり、SNH48に移籍した宮澤の楽曲が2位でした。今年も又、何かドラマを起こしてくれるに違い有りません。本当の見所はトップ10の下にある。今年は、誰が、どんなドラマを見せてくれるのでしょうか。
注目です。