EXILIM EX-ZR800 |
ニコンがチルト式モニターの機種を出してきたと思えば、カシオはチルト式を省略した新製品。
以前は、コンパクトもまとめて5~6機種発表されるのが当たり前。春の新製品、秋の新製品、あるいはクリスマス前の新製品など、どっと出たものですが、最近は1機種くらい、とっ、と出てくるような発表スタイルが多くなりましたね。
コンパクトカメラの退潮を受けて、どこも機種を絞って来ているように思えます。その割にラインナップを見るとそれなりの数はそろっているので、あれ、という気もしないではない。低価格機種はサイクルを長くして、ラインナップを確保しつつ利益確保製品の開発に注力していると言うことでしょうか。
ただ、カシオはミラーレスがないだけに苦しいものがあります。
50倍、60倍などの高倍率超望遠。水中撮影もこなすタフネス路線、そう言った特徴有るコンパクトをのぞくと、コンパクトはミラーレスに置き換えられつつあります。大きさこそ一回り大きくなりますが、価格的にも安いものはコンパクト並。それこそZR800の新発売価格を下回るレンズセットで手に入る機種もいろいろあります。
このZR800が狙うターゲット層こそ、ミラーレスと競合する層でしょうから、一番苦しいところに投入された機種です。
ただ、カシオという会社は、レンズ交換式には向かない体質だと思います。後を引いて、メイン路線から撤退後もいつまでも作り続けなくてはならないようなレンズ交換式は、カシオには向かないでしょう。しかし、大きな撮像素子を使っても、レンズ一体型であれば、ZR800などのコンパクトと何ら変わりません。カシオがデジカメを作り続けるならば、避けて通れない選択ではないでしょうか。
1/1.7型の撮像素子と明るいレンズの高級コンパクト路線もやっていないカシオ。ZR800では現状の打開は出来ません。
選択肢は二つではありませんか?
1型からAPS-Cくらいまでの撮像素子を乗せたコンパクトを出す。
デジカメから撤退する。
1/2.3型路線も良いと思いますし、1/1.7型に向かう手もあるとは思いますが、それだけで今後も続けていくのは、厳しそうですね。

