マイクロフォーサーズは、35mmセンサーと全く同じボケで、2倍大きく撮れる魔法のシステムだ No.2
まず、ボケを決める要素についておさらいしましょう。
一、レンズの焦点距離が長いほど大きくぼける
これは換算値では無く絶対値です。マイクロフォーサーズは35mmセンサーと同じ画角を得るには半分の焦点距離でよく、25mmレンズが50mmレンズに相当します。そのとき「換算50mm相当」などと記載されたりしますが、換算値、相当値ではなく、絶対値の25mmが関わってきます。
二、レンズが明るいほど大きくぼける
いわゆるF値です。たとえば50mmF1.4のレンズと50mmF2.8のレンズでは、F1.4のレンズのほうが大きくぼけます。ただしF1.4のレンズでもF2.8まで絞ってしまうと、F2.8のレンズと同じことになってしまいますから、開放で撮るものと考えてください。
三、被写体との距離が近いほど大きくぼける
寄れば寄るほど、マクロであるほど、大きくぼけるわけです。遠くに見える富士山を撮れば、背景はまずぼけません。距離が離れていると、ぼけなくなってきます。
四、背景との距離が離れているほど、大きくぼける。
たとえばモデルさんが壁にぴたりと張り付いているようなシーンを撮ると、それが全身だったりすればほぼぼけません。特に最近はF2.8クラスのズームで撮ることも多いでしょうから、そうなるとまずぼけません。同じレンズ、同じ距離でも歩道橋の上などで背景が大きく抜けていたら、ぼけるわけです。
基本的にボケを決める条件はこの四つです。ガラスの材質であったり、レンズ構成であったりで多少の違いはあると思いますが、大きな要素はこの四つです。
つづく
これは、年末年始、ニュースの少ない時期の特別企画です。
smcPentax-M 50mm F1.4